不動産コラムColumn
17年全国マンション発売戸数
2018/03/02
前年比で微増に 不動産経済研価格は過去最高
不動産経済研究所は2月21日、全国マンション市場動向をまとめた。17年1~12月に全国主要都市で発売された新築マンションは7万7363戸(前年比0.5%増)だった。上昇幅はわずかながら4年ぶりの増加となった。首都圏(3万5898戸、同0.4%増)や近畿圏(1万9560戸、同4.7%増)、関東(1461戸、同23.0%増)、東北・山陰(821戸、同133.9%増)、四国(1494戸、同30.5%増)が増加した。
1戸当たりの平均価格は4739万円(同3.9%増)で、2年ぶりの増加。1㎡当たりの単価も69.6万円(同6.3%増)で5年連続の増加となった。いずれも調査開始(73年)以来の最高値だった。高額物件の多い首都圏での供給戸数が増えたため。また、全国的に人件費や施工費の高止まりしていることも影響した。