2017年11月09日

国交省、モデル事業の試行運用を開始

全国版空き家・空き地バンク ライフル、アットホームの2本立て

国土交通省は、全国の空き家と空き地情報を提供する「全国空き家・空き地バンク」を創設し、試行運用を開始した。モデル事業者に選ばれたライフル、アットホームにより、それぞれのバンクを運用しながら、必要な改善を施した上で本格運用に向ける。同省ホームページからも閲覧が可能。

現時点では約200の自治体が同バンクに参加。試行運用で利便性の向上を図りながら、未参加の自治体にもイメージを伝える形で参加を広げる。年度末までには約1000の自治体の参加を目標とする。

17年の同省による対策調査では、全体の約4割に当たる763の自治体が、既に空き家バンクを設置済み。約2割に当たる276の自治体が今後の設置を予定している。しかしながら、自治体ごとの開示情報では、項目が異なり分かりづらいなどの欠点がかねてから指摘されており、全国どこからでも簡単に検索でき、比較検討などもしやすい全国版の開設が望まれていた。そのため同省では、今年度から開示情報を標準化し、各自治体の空き家などの情報を集約したバンクの構築に向けてきた。

今回のバンク創設で特徴的なのは、どちらのモデルバンクも物件情報として画像、間取り図などと並んで物件価格が記載されていること。迅速な流通促進に向けた措置と見られる。若者世代の田舎暮らしへの志向をより積極化、2地域居住の支援などで地域の活性化にもつなげる意向だ。

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